かもめもかも

かもめのつぶやきメモ

やまねこ本

『わたしが先生の「ロリータ」だったころ』

わたしが先生の「ロリータ」だったころ 作者:アリソン・ウッド,服部理佳 左右社* Amazon この本のことは、発売前から気になってはいたのだけれどまずはナボコフの『ロリータ』を読んでからだろうという気がしていた。ナボコフの作品はいくつか読んだことがあ…

『ザ・ナイン ナチスと闘った9人の女たち』

ザ・ナイン ナチスと闘った9人の女たち 作者:グウェン・ストラウス 河出書房新社 Amazon 1943年春、エレーヌはフランス国内軍とイギリスとの連絡役を担う航空作戦局(BOA)でレジスタンス活動をしていた。活動を始めた当時彼女は23歳で、物理学と数…

『エミリ、ときどきマーメイド』

エミリときどきマーメイド 作者:リズ・ケスラー 文響社 Amazon エミリは12歳。ママとふたり、ヨットで暮らしている。中学1年になってはじめて水泳の授業を受けることになってものすごく楽しみにしていた。なぜって、水の中に入るのはこれが初めてだったか…

『囚われのアマル』

囚われのアマル 作者:アイシャ・サイード さ・え・ら書房 Amazon 舞台はパキスタン。パンジャーブ地方の小さな村の比較的豊かな農家に長女に生まれついたアマルは12歳。家の手伝いをし、妹たちの面倒をみながら学校に通っている。勉強が大好きで、大きくな…

『 エヴィーのひみつと消えた動物たち』

エヴィーのひみつと消えた動物たち 作者:マット ヘイグ ほるぷ出版 Amazon イギリスのロンドンに、エヴィー・トレンチという女の子がいた。エヴィーは、ふつうの子じゃなかった。とくべつな子だった。エヴィーのパパがそう言っていたんだ。とくべつな子だっ…

『魔女だったかもしれないわたし』

魔女だったかもしれないわたし (わたしたちの本棚) 作者:エル・マクニコル PHP研究所 Amazon 舞台はスコットランドの小さな村ジュニパー。この村に両親と二人の姉と共に暮らす11歳の少女アディは、学校の授業で魔女狩りの歴史を知る。この村の森でもかつて…

『ラスト・チェリー・ブロッサム わたしのヒロシマ』

ラスト・チェリー・ブロッサム わたしのヒロシマ (ほるぷ読み物シリーズ セカイへの窓) 作者:キャサリン・バーキンショー ほるぷ出版 Amazon 机の下にはいりなさい。早く!空襲警報のサイレンが鳴り響き、先生が生徒たちに叫ぶ。物語はそんなシーンから始ま…

『列車探偵ハル2 アメリカ横断列車の誘拐事件』

列車探偵ハル2 アメリカ横断列車の誘拐事件 (ハヤカワ・ジュニア・ミステリ) 作者:M・G・レナード,サム・セッジマン 早川書房 Amazon 前作『列車探偵ハル 王室列車の宝石どろぼうを追え!』で、すっかり鉄道ファンになったハル。今回もまたナットおじさんが誘…

『父さんのゾウ』

父さんのゾウ (文研ブックランド) 文研出版 Amazon かわいらしい表紙に惹かれて手にした本は、クイーンズランド文学賞児童書部門の大賞を受賞し、各国で翻訳されているという作品だ。パラパラとページをめくると、表紙と同じやさしいタッチのイラストも沢山…

『飛べないハトを見つけた日から』

飛べないハトを見つけた日から (児童書) 作者:クリス・ダレーシー 徳間書店 Amazon ある日、12歳の少年ダリルは、親友のギャリーと遊んでいた公園でつばさが折れて、飛べないハトを見つけた。助けてやりたくて、家に連れて帰る。母さんならどうすればいい…

『本おじさんのまちかど図書館』

本おじさんのまちかど図書館 (ものがたりの庭) 作者:ウマ・クリシュナズワミー フレーベル館 Amazon 本の貸しだし無料 一さつ返して 一さつ借りよう 読もう 読もう もっと読もう! 想像してみて!街角にこんな図書館があったならって!あつい板の上に、本が…

『目で見ることばで話をさせて』

目で見ることばで話をさせて 作者:アン・クレア・レゾット 岩波書店 Amazon 無音。耳が聞こえない人のことをよく知らない、耳が聞こえる人は、そう思うにちがいない。わたしたちの生活は静寂に包まれているって。でも、ちがう。気持ちも心も元気で楽しいとき…

『住所,不定』

住所,不定 (STAMP BOOKS) 作者:スーザン・ニールセン 岩波書店 Amazon 主人公はもうすぐ13歳になる少年フィーリックス。彼はママと呼ばれたくない母親アストリッドと二人でバンクーバーで暮らしている。バンクーバーのどのあたりか…、○×の近くとか、誰それ…

『列車探偵ハル 王室列車の宝石どろぼうを追え!: 王室列車の宝石どろぼうを追え!』

列車探偵ハル 王室列車の宝石どろぼうを追え!: 王室列車の宝石どろぼうを追え! (ハヤカワ・ジュニア・ミステリ) 作者:レナード,M.G.,セッジマン,サム 早川書房 Amazon ハヤカワ・ジュニア・ブックス(HJB)は、小・中学生のためのミステリ、SF、ファン…

『嵐の守り手』ついに完結!

“アイルランド出身の作者がアイルランドを舞台に、アイルランド神話をモチーフに書いたアイルランドファンタジー” 嵐の守り手 1.闇の目覚め 作者:キャサリン・ドイル 評論社 Amazon 『嵐の守り手1.闇の目覚め』 両親の故郷であるアランモア島を訪れたフィ…

『夜をあるく』

夜をあるく 作者:マリー・ドルレアン ビーエル出版 Amazon 真夜中、ママがきょうだいが寝ている部屋にやってきて、ささやきます。「ふたりとも、おきて」「やくそく、おぼえてる?」あまりにもねむたくて、目がちゃんと、あかないなあと思いながらも、ふたり…

『14歳から考えたい アメリカの奴隷制度』

14歳から考えたい アメリカの奴隷制度 (A Very Short Introduction) 作者:ヘザー・アンドレア・ウィリアムズ すばる舎 Amazon オックスフォード大学出版局(Oxford University Press)の"Very Short Introductions" (VSI) は、歴史や政治、宗教、哲学、科学、…

『アリスとふたりのおかしな冒険』

アリスとふたりのおかしな冒険 (児童書) 作者:ナターシャ・ファラント 徳間書店 Amazon 物語は11歳の少女アリスと、売れない俳優のパパ、バーニーとパパのお姉さんで画家のペイシェンスおばさんの三人が、住みなれた<さくらんぼ屋敷>を引き払う場面から…

『あの本は読まれているか』

あの本は読まれているか 作者:ラーラ・プレスコット 東京創元社 Amazon 発売が決まる前から大きな話題を呼び、アメリカで初版20万部、世界30カ国で翻訳が決定しているという、東京創元社の激推し作品。『コードネーム・ヴェリティ』をはじめ、今最も注目…

『ほんとうの友だちさがし 真実の妖精のおはなし』

ほんとうの友だちさがし 真実の妖精のおはなし 作者:マット・ヘイグ 西村書店 Amazon 真実しか口にすることができないだけでなく、いかなる場面でも問われれば、真実を口にせずにはいられないが為に、周囲とうまくやっていくことができなかった真実の妖精。…

『ほんとうのことしかいえない真実の妖精』

ほんとうのことしかいえない真実の妖精 作者:マット・ヘイグ 西村書店 Amazon ずっと、すーと、はるか遠くの北の果てに、一年中雪でおおわれた土地がある。そこで暮らすのは、トロルやゴブリンやエルフや妖精たち。中でも私のお気に入りは『クリスマスをとり…

『クリスマスをとりもどせ!』

クリスマスをとりもどせ! 作者:ヘイグ,マット 西村書店 Amazon その村の名は“エルフヘルム”。どこにあるかを説明するのはちょっとばかり難しい。まあ「フィンランド」だと思ってくれても良いけれど実際にはラップランドを超えてもっとずっと北にいったその先…

『クリスマスを救った女の子』

クリスマスを救った女の子 作者:ヘイグ,マット 西村書店 Amazon もちろん、魔法の力に満ちたオーロラの中を進んだとしても、サンタクロース……つまりファーザー・クリスマスになったニコラスが、エルフたちがせっせと作ったおもちゃがぎっしり詰まった底なし…

『クリスマスとよばれた男の子』

クリスマスとよばれた男の子 作者:ヘイグ,マット 西村書店 Amazon ニコラスは木こりの父ちゃんとねずみのミーカという二人と一匹で暮らしていた。母ちゃんは数年前、クマにおそわれたときの事故で死んでしまったのだ。ニコラスの家はフィンランドで2番目に…

『ビアトリクス・ポターの物語 -キノコの研究からピーターラビットの世界へ-』

ビアトリクス・ポターの物語 -キノコの研究からピーターラビットの世界へ- 作者:リンゼイ・H・メトカーフ 西村書店 Amazon ビアトリクス・ポターといえば、ピーター・ラビット。湖水地方の自然を愛し、農場を経営する一方で、自然保護に努めナショナル・トラ…

『シロクマが嵐をこえてきた!』

シロクマが嵐をこえてきた! 作者:マリア・ファラー あかね書房 Amazon いつだって苦悩を抱えた子どもたちの元へと旅するシロクマ、ミスターP。シリーズ第4弾の本作では、嵐の夜、ボートに乗って海辺の町にやってくる。今回の主人公はマヤという名の女の子…

『きみの声がききたくて』

きみの声がききたくて (文研ブックランド) 作者:オーエン・コルファー 文研出版 Amazon ブリーダーと最初の飼い主から虐待をうけ、ゴミ捨て場に捨てられていたところを保護された小犬は夏休みの間、母さんと二人で、おじいちゃんの家で過ごすことになった少…

『ヤーガの走る家』

ヤーガの走る家 作者:ソフィー・アンダーソン 小学館 Amazon わたしの家には、鳥の足がはえている。 家は、年に二、三度、夜中にすっくと立ち上がり、猛スピードで走り出す。百キロ走るときもあれば、千キロのときもある。そして似たような場所にばかり、す…

『夢遊病者と消えた霊能者の奇妙な事件』

上下巻合わせるとこうなる装丁も素敵! 舞台は心霊ブームに沸くヴィクトリア朝時代の英国。ひとりの女性がロンドン行きの寝台列車に飛び乗るところから物語は始まる。 彼女の名はミス・レーン。心霊現象研究協会の依頼で幽霊屋敷を調査中相棒で親友だと思っ…

『詩人になりたいわたしX』

詩人になりたいわたしX (SUPER! YA) 作者:エリザベス・アセヴェド 発売日: 2021/01/20 メディア: Kindle版 ミラ、ムチャチャ(いい?お嬢さん)マミがそう口にするときは自分がなにかやらかしたことがすぐわかる。いつものようにシオマラは口答えせずに黙り…