かもめもかも

かもめのつぶやきメモ

2021年7月の読書

7月の読書メーター
読んだ本の数:19
読んだページ数:6260
ナイス数:509

てんげんつうてんげんつう感想
新潮100冊読書会のために再読。
読了日:07月31日 著者:畠中 恵
もういちど【しゃばけシリーズ第20弾】もういちど【しゃばけシリーズ第20弾】感想
「もういちど」ってそういう意味か!あやかしものはいろいろあるけれど,やっぱりこのシリーズ好きだなあ。
読了日:07月30日 著者:畠中 恵
あっけらかん よろず相談屋繁盛記 (集英社文庫)あっけらかん よろず相談屋繁盛記 (集英社文庫)感想
よろず相談屋繁盛記第5弾。大団円かとおもいきや、新シリーズの前のドタバタでおわったような…。
読了日:07月29日 著者:野口 卓
やってみなきゃ よろず相談屋繁盛記 (集英社文庫)やってみなきゃ よろず相談屋繁盛記 (集英社文庫)感想
頭はいいし人当たりもよく、実は武芸にも秀でてもいる。そしてこれこそ秘中の秘だが、実は犬、猫烏、雀から蝶やトンボにいたるまで生き物たちの言葉がわかる不思議な青年信吾の活躍譚。よろず相談屋繁盛記第4弾!
読了日:07月29日 著者:野口 卓
波〔新訳版〕波〔新訳版〕感想
45年ぶりの新訳と聞いては、読み比べずにはいられない。というわけで、以前読んだみすず版の川本静子氏訳と並行して読んで見た。
読了日:07月27日 著者:ヴァージニア ウルフ
波 (ヴァージニア・ウルフコレクション)波 (ヴァージニア・ウルフコレクション)感想
ヴァージニア・ウルフ7作目の長編で、ウルフの著作の中でも“最も実験的”と評されることの多いこの作品。45年ぶりに新訳が出たのを機に、読み比べもかねて再読してみた。
読了日:07月27日 著者:ヴァージニア ウルフ
嵐の守り手 2.試練のとき嵐の守り手 2.試練のとき感想
シリーズ第2幕。いずれ時が来れば、少年が持つものすごいはずの能力が目覚めるはずと、わかっていてもハラハラしてしまうのは、フィオンにとって導き手であり、理解者であり、庇護者でもあるおじいちゃんのろうそくもまた、燃え尽きようとしているからだ。そしてついに、その時が来たら…とおじいちゃんから託されていた<北のオーロラ>と名付けられたキャンドルに火がともされる……。おじいちゃんっ子としては、こういうの弱いんだよね…。(><)
読了日:07月26日 著者:キャサリン・ドイル
エルサレムエルサレム感想
様々な断片があちこちで結びつき、絡み合って構成されているこの作品のストーリーを上手く説明することは私にはできそうにない。可笑しくもなければときめく要素もないが、陰鬱というわけでもない。なにがどうとうまく説明はできないが、とにもかくにも吸引力がすごい。一読しただけでは細部にまで張り巡らされているであろう様々な意図をつかみ取ることはとてもできない。だが、間違いなく“すごい”ということだけはわかった。いずれまた再読しよう。
読了日:07月25日 著者:ゴンサロ・M・タヴァレス
奇跡―ミラクル― [詩集]奇跡―ミラクル― [詩集]感想
「書くとはじぶんに呼びかける声、じぶんを呼びとめる声を書き留めて、言葉にするということである」と詩人は言う。
読了日:07月23日 著者:長田弘
宝石商リチャード氏の謎鑑定 (集英社オレンジ文庫)宝石商リチャード氏の謎鑑定 (集英社オレンジ文庫)感想
#ナツイチ 読書会がなかったら、おそらく手に取らなかったであろう作品。こういう出会いがあるから、読書会っておもしろい。
読了日:07月20日 著者:辻村 七子
祖国 (下)祖国 (下)感想
物語は125の章に細かく区切られ、各章ごとに語り手が代わり、時系列に並んでもいない。2家族9人の語り手がそれぞれの視点から「祖国バスク」と自らの人生、そして自分と分かちがたい自らの家族と、もう一つの家族について断片的に語っていくのだが、そうした「かけら」を集め、積み上げていくことによって、様々な事柄が明らかになっていく。ぐいぐい読めるが、読み終えた今も、あれこれと考えずにはいられない。そんな作品でもあった。
読了日:07月19日 著者:フェルナンド・アラムブル
祖国 (上)祖国 (上)感想
舞台はスペイン北部バスク地方の独立機運の高い閉鎖的な土地柄の小さな村。バスク地方の分離独立を求める民族組織ETA(Euskadi Ta Askatasuna/エウスカディ・タ・アスカタスナ/バスク祖国と自由)が武装闘争の完全停止を宣言した2011年10月にはじまる物語は、現在と過去を行き来しながら語られていく。バスク文学と聞いて気になってはいたが、上下巻合わせて700ページ越えの長編だというので躊躇していた。読友さんのレビューに後押しされて読み始めたら止まらなくなって、一気読みだった。
読了日:07月19日 著者:フェルナンド・アラムブル
ロンドン謎解き結婚相談所 (創元推理文庫)ロンドン謎解き結婚相談所 (創元推理文庫)感想
テンポ良く、個性的な脇役もずらり、なにより、互いに打ち明けられずにいる秘密を抱え、心の傷を十分に癒やせないまま、それでもひたすら前を向いて、人生を切り拓こうとする主役の二人が魅力的。
読了日:07月16日 著者:アリスン・モントクレア
キリンが小説を読んだらキリンが小説を読んだら感想
書評サイト本が好き!を通じての頂き物。読売新聞の朝刊に2019年4月から1年半にわたり連載された「現代×文芸 名著60」に、読売新聞の読書面「本よみうり堂」のスタッフでもあるおじキリン氏のコラムや、作家や詩人、翻訳家や書評家など書評の執筆陣の対談や鼎談などをプラスして収録したこの本を手にした理由には、何を読んだらいいのかという指南を求める他に、あわよくば「読んだ気」に、という下心がなかったとはいわないが、個性的な執筆陣によって、書誌情報とは別の面白さが際立っていた。
読了日:07月14日 著者: 
ラングザマー: 世界文学でたどる旅 (境界の文学)ラングザマー: 世界文学でたどる旅 (境界の文学)感想
『ラングザマー』がドイツ語で「もっとゆっくり」を意味する言葉なのだと知って、私は思わず大きく息を吐く。こんな素晴らしい本を、どうしてもっと早く読まなかったのだろうと思いながらページをめくっていたことを少し恥ずかしく思う。ゆっくりでいいのだ。ひと言ひと言かみしめながら。今しばらく、この世界に留まろう。
読了日:07月12日 著者:イルマ ラクーザ
プルーストへの扉プルーストへの扉感想
扉の向こうは無限のひろがり! マルセル・プルースト生誕150年の記念日に。
読了日:07月10日 著者:ファニー・ピション
仕事の喜びと哀しみ (K-BOOK PASS 1)仕事の喜びと哀しみ (K-BOOK PASS 1)感想
Kindle版のサンプル読んだら捕まって、思わずその場でポチッてしまったのだが、後悔はしていない。
読了日:07月05日 著者:チャン リュジン
壊れた世界の者たちよ (ハーパーBOOKS)壊れた世界の者たちよ (ハーパーBOOKS)感想
長い間、どうしているだろうかと気になって、また会いたくてたまらなかったニール・ケアリーに再会!痛々しくはあったけれど、幸せそうで良かった。笑っていてくれて、本当によかった。それだけでもう満足だ。
読了日:07月04日 著者:ドン ウィンズロウ
エルサレム〈以前〉のアイヒマンエルサレム〈以前〉のアイヒマン感想
読みたかった本を書評サイト本が好き!を通じていただいた。読み始めた直後は、著者がなぜこれほどまでにアイヒマンにこだわるのかがわからなかった。アイヒマン一人に焦点を当てすぎれば、逆に「ユダヤ人問題の最終解決」の本質が見えにくくなってしまうのではないかという疑念もあった。けれども読み進めていくうちに、エルサレム<以前>のアイヒマンを明らかにすることは、エルサレム<以後>に明らかになったあれこれをもって、歴史を再検証すると同時に、エルサレム<以後>の国民社会主義の動向を分析することでもあったのだと気づき…
読了日:07月01日 著者:ベッティーナ・シュタングネト

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