真実しか口にすることができないだけでなく、
いかなる場面でも問われれば、
真実を口にせずにはいられないが為に、
周囲とうまくやっていくことができなかった真実の妖精。
前作『ほんとうのことしかいえない真実の妖精』で
ようやく心を通わせることができる友だちアーダと巡り会えたのに、
いつも妖精と一緒のアーダは、
転校先の学校で友だちができないばかりかいじめられて…。
もうがまんできない!と、
いじめっ子に「真実」をつきつける真実の妖精だったが、
事態はますます悪くなるばかり。
夜になって、涙で枕をぬらすアーダに気づいた妖精は、
とってもつらい決断をくだすのだった……。
相変わらず真実の妖精はとってもいい子(?)で、
友情出演(?)のファーザー・クリスマスはなかなか美味しい役どころ。
でも本当に、自分らしくあるって、
簡単なことのようでとっても難しいよね。