“アイルランド出身の作者がアイルランドを舞台に、アイルランド神話をモチーフに書いたアイルランドファンタジー”
『嵐の守り手1.闇の目覚め』
両親の故郷であるアランモア島を訪れたフィオンは、父方の祖父が、キャンドルに「天候」を閉じこめ、それを燃やすことで過去と現在を行き来する能力を持つ<嵐の守り手>であることや、自分がその後継者であることを知った。
そしてまた<嵐の守り手>が代々、アイルランドのアランモア島地下に眠る闇の勢力を抑える役目を果たしてきたことも。
<闇の女王>魔導士モリガンが、まもなく目覚めようとしていることも。
『嵐の守り手2.試練のとき』
<嵐の守り手>の後継者であるはずのフィオンは、魔法が使いこなすことができなかった。いずれ時が来れば、少年が持つものすごいはずの能力が目覚めるはずと、わかっていてもハラハラしてしまうのは、フィオンにとって導き手であり、理解者であり、庇護者でもあるおじいちゃんのろうそくもまた、燃え尽きようとしていたからだった。
『嵐の守り手3.戦いの行方』
そして迎える最終章。
<闇の女王>魔導士モリガンが復活し、フィオンたちが島を挙げて戦わなければならないときは、いよいよ迫ってきていたが、戦いを指揮するはずの伝説の魔道士ダグザの墓が見つからない。
ようやく遭うことができたダグザは、フィオンに
<嵐の守り手>の役割も満足にこなせない自分が魔道士として島を救う!?
そんなの無理に決まっている!
途方に暮れるフィオンを支えるのは、しっかりもののシェルビーと芸術肌のサムという二人の友と、いつも手厳しいが頼りがいのある姉のタラだった。
“さあ、今度こそ決戦だ!?”と意気込むたびに次から次へと試練の波がやってきて、もう本当に苦しくなるが、まさにこれが試されるとき!
そうそう思いも寄らぬあの人も!?
最後の最後まで息が抜けない展開で、ぐいぐい読ませます。
三人の友情やソウルストーカーの存在など、ハリー・ポッターを思い起こさせるあれこれもあれば、ダイアナ・ウィン・ジョーンズばりのユニークな島民たちの賑やかさもあって、アイルランドの伝説に旧約聖書の引用まで、贅沢に盛り込んだファンタジー。
最後まで堪能しました!
<闇の女王>魔導士モリガンが復活し、フィオンたちが島を挙げて戦わなければならないときは、いよいよ迫ってきていたが、戦いを指揮するはずの伝説の魔道士ダグザの墓が見つからない。
ようやく遭うことができたダグザは、フィオンに
魔道士の魔法は、命あるものひとりだけに宿る。わたしの力はもうお前に根づいているのだ、フィオン。すでに選択はなされたのだよ。とつげるのだった。
<嵐の守り手>の役割も満足にこなせない自分が魔道士として島を救う!?
そんなの無理に決まっている!
途方に暮れるフィオンを支えるのは、しっかりもののシェルビーと芸術肌のサムという二人の友と、いつも手厳しいが頼りがいのある姉のタラだった。
“さあ、今度こそ決戦だ!?”と意気込むたびに次から次へと試練の波がやってきて、もう本当に苦しくなるが、まさにこれが試されるとき!
ほんとうのところ、ぼくたちの人となりは、世界がぼくたちを試すと決めるときまで、だれにもわからない。
そうそう思いも寄らぬあの人も!?
最後の最後まで息が抜けない展開で、ぐいぐい読ませます。
三人の友情やソウルストーカーの存在など、ハリー・ポッターを思い起こさせるあれこれもあれば、ダイアナ・ウィン・ジョーンズばりのユニークな島民たちの賑やかさもあって、アイルランドの伝説に旧約聖書の引用まで、贅沢に盛り込んだファンタジー。
最後まで堪能しました!