氷柱の声 作者:くどうれいん 講談社 Amazon 白い絵の具の上にさらに白を重ねながら息を、す、と止めて筆を走らせる。二〇一一年、二月のおわりのことだった。こんな書き出しで始まる物語の主人公兼語り手の伊智花は、東日本大震災のあったその年、盛岡の高校…
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